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壁にピン刺したくないので、とりあえず磁石のくっつくマグネット対応の壁を格安に作ってみた

DIY

賃貸でも持ち家でも、正直どうでもいいようなことにこだわってしまうことってありませんか?

そのひとつが「壁にピン止め」。

とり
とり

キレイな壁紙に穴開けちゃうのイヤぁぁ!!

カレンダー取り付けるのに苦労したり・・・ひとり暮らし経験がある人なら誰もが通る瞬間なのでは?

で、どこにピンを刺そうかなんて悩んじゃうんだけど、だったらピンを使わない方法考えればいいじゃない!と考えたわけです。

結果として、出来は別として、ちょっとオサレなインテリアになるんじゃない?ってとり的には大絶賛。当初のカレンダーじゃなく別の使い方で大活躍しています。

どんなものを作ったのか、これからご紹介します。

壁にピンを使いたくない!!さて、どうする?

とりの家は新築注文住宅で、家を建てる際には壁紙もワクワクしながら選んでいた記憶があります。

そんなわけで、入居当初は壁に穴を開けるだなんて言語道断。「穴から劣化が始まるぅ」だとか「穴開けたら高気密住宅じゃなくなっちゃう」だなんて都市伝説まがいなことを本気で信じて、ピンひとつ壁に打つことはできませんでした。

思えば、賃貸に住み始めたときも「壁に穴開けたら敷金戻ってこないんじゃね?」なんてビクビクしてたなぁ、と。
(ま、1か月もしないでバシバシ汚してたけど)

そうは言っても壁掛け時計だったりカレンダーだったり、はたまたポスターだったり、これまではどうやって壁につけていたかっていうと・・・

 

おとなの事情でここには載せませんが、要は両面テープで貼り付けるぐらい。どんなに超強力とは言っても、壁時計の重さに耐えられるように作るのは至難の業でした。

んなわけで、しばらくの間はカーテンレールに磁石のフックを取り付けてみたり。

ってか、磁石が壁につけばいいんじゃね?

ピン止めはしたくない。だからって両面テープのチカラじゃちょっとねぇ。吸盤だってつかねぇし・・・

ん~~

って悩んだ結果、発想の転換。

壁に磁石がつけばいいじゃん!!

でも、どうやる?

頭、ひねって考えてみました。

① 鉄板、貼ればいいんじゃね?

磁石と言えば鉄! 鉄と言えば磁石! って感じで、磁石をくっつけたいなら鉄でしょ!

ってなことで鉄板を壁に貼っちゃうのが一番簡単。

いつものお部屋に、無骨な鉄板がアクセント。

壁から剥がれて足の上に落ちてきたらと思うと、すごくスリリング!!

② 壁紙はがして、中に鉄板いれればいいんじゃね?

無骨なのはいやん!っていう人は、壁紙の中に鉄板仕込んでしまうのが一番いいかも。

鉄板の上から壁紙貼るので、見た目はほかの場所と一切変わりなく「磁石がつく壁」を作ることができます。

とは言っても、素人が壁紙を貼るだなんて、他のブログやらYouTubeでやっているのを見たことはあるけれど、簡単そうに見えても敷居が高い。

職人さんが作ったものをわざわざ壊して、また同じように壁紙を貼り直すなんて至難の業。

どうせやるなら、壁紙を元に戻すんじゃなくて、漆喰だとかで「塗る」方向でやったほうが得策かと思われます。

 

これから家を建てるよって場合は、プランニングの段階で「ここの壁には磁石をつけたいん」って相談。あとはご予算の問題になるのかな。

③ マグネットペンキなるものがあるよ!

ペンキを塗る技術があるならば、磁石がつく成分の入ったペンキが販売されているので、それを使って壁塗りするっていうのもあり。

基本的にはこのペンキは黒色の下地になるので、そこに別の水性ペンキを上塗りしていきます。

うまく活用すれば、壁全体を学校にある黒板のようにすることもできちゃいます。

ただ、このペンキが高いのなんのって。

500mlで5000円ぐらいしちゃいます。重ね塗りが必要で、1本で3~4㎡ぐらいを塗ることができるみたいです。

 

 

んなわけで、いろいろと考えてみたけど、既存の壁をどうにかするには勇気が必要だし、そもそもお金がかかってしまう・・・

そもそも、磁石がついてほしいスペースだって、使ってみればほんのちょっとのエリアだけでよかったりするわけで・・・

壁と同じ壁紙使って、磁石のつくボードを作ろう

目立たないぐらいの大きさで、できることなら壁紙と同化してほしいなぁってとこだけに注目。

自分の小さなデスクまわりにだけ磁石がくっつくエリアがあればいいので、そんなに広くなくてもいいかなってことで、見た目で合格点あげられるレベルのボードをDIYすることにしました。

材料

EGGS クラフト用トタン板 / 1000円ぐらい
プラスチック カブセ / 300円ぐらい
新築時に余った壁紙 / 無料
ボンド / 無料(家にある)

あとは、長めの定規とカッターがあればOK。

基本、家にあるもので作りたい(お金をかけたくない)ので、きれいな接着面を作るために100均で買った「ローラー刷毛(未使用)」を用意しました。

一番高かったのはトタン板。ホームセンターでちょくちょく覗いていたんだけど、安く感じていたのは「アルミ板」だったようで、磁石がくっつかない!!
どうせ壁紙で隠れちゃうから、磁石がくっつくなら鉄でもトタンでも変わらないなってことで、トタンをチョイス。

それこそ壁にくっつけちゃうので、厚みはそんなに必要なし。
0.5mm厚ぐらいの板を買いました。

作り方

まず、壁紙を鉄板より大きめにカットします。
このときのカットは、どうせあとから微調整するので、ざっくりカットでOK。

カットした壁紙の裏面上に鉄板を乗せ、貼り付け位置を決めます。

このとき、壁に貼り付けたときに作ったボードと壁の模様がきちんと合うように、しっかりと位置を合わせるのがきれいに作るポイントです。

ワンコがいると、仕事が捗りません。

次に、鉄板にボンドをまんべんなく塗り、さきほど決めた位置に合わせて貼り付けます。

で、ボンドが乾く前に表にし、ローラー刷毛でボンドを全体に伸ばしてあげます。こうすることで、いくらまんべんなく塗ったとはいえ、ボンドが乾いたときに塗った部分が浮き上がって見えてしまうので、きちんと伸ばしてあげるのがポイントです。

ほんと、ワンコは珍しいものが大好きです。ローラーころころさせてくれません。

ボンドを伸ばしたら、しばらく乾燥させます。
その間に、カブセの処理をしちゃいましょう。

これが、カブセ。

こんなかんじに、角に被せるから「カブセ」。
いろんな厚みのものが売っているけど、今回なら「鉄板の厚み+α」ぐらいに考えてよし。カブセ自体はプラスチックなので、ちょっとぐらいなら無理が効くのでブカブカじゃなきゃ大丈夫。

角をそれっぽくしかたったので、今回は45度の角度をつけてカットしました。

ボンドが乾いてきちんと接着されたことを確認したら、壁紙の余ったところをカットし、裏側に折り込みます。

そこに被せを滑り込ませるようにしてはめていきます。

壁紙を折り込むとき、厚みが増さないよう写真のように斜めカットしてあげるのがポイントです。

で、できあがったのがこちら。

ボンドの塗り跡も残らず、きれいに仕上がりました。

「できたぜ!」ってすぐに持ち上げると、薄い鉄板に紙が貼ってあるだけなので、バイ~ンバイ~ンって楽しい音が鳴ってしまい、調子に乗って振り回してしまいそうです。

ここは大人しく置いたまま完成の余韻に浸りましょう。

壁につけてみた

さて、できあがった鉄板ボードを、新築の際に作ってもらった「ウォークインクローゼット奥にあるとりの机」に設置してみました。

壁紙の色とボードの色がまったく一緒なので、存在感はあまり主張しないものが完成しました!

カブセの色が少し濃かったのですが、磁石エリアがわかりやすくていいのかな、と納得しています。

実際に磁石をくっつけてみるとこんな感じ。

さすがは磁石。

好きなところにくっつけることができるので、使いやすくレイアウトすることができます。

大量のネジを入れた容器も写真の通り、しっかりとくっついています。

磁力の強い磁石ならびくともしません。
息子からもらったお手紙をくっつけている磁石は、いらなくなったハードディスクから取り出したもので、それはそれはしっかりとくっついてくれています。

 

ところで、どうやって壁にくっつけたの??

もうね、本末転倒とはまさにこのことで、せっかく作ったボードも、壁につけないと意味がないわけで。

貼っても剥がせるタイプの両面テープで壁にくっつけています・・・

正直、ボードを作るのに夢中で、そのあとのことを考えるのを忘れていました。

 

例えば、有孔ボードとかを利用して手作りボードをひっかけるっていうのもありだろうし、近いうちに「両面テープを使わずに壁にボードを貼ってみる」ことにも挑戦してみたいと思います。

まとめ

今回は、とりあえず「磁石のくっつくボード」を「お金をかけず」に作ってみました。

新築した家ならば余った壁紙があるかと思うので活用することができますし、それこそお気に入りのペーパーを使ってアレンジしてみても楽しいかもしれません。

冷蔵庫とか電子レンジなど、磁石をつけられる場所はたくさんあるように見えますが、実はそのスペースは限られています。

知らず知らずのうちに「磁石つかないから押しピンでいいか」なんて諦めちゃっているシーンもこれまでにあったはずです。

そんな場所に手作りのボードを設置して、少し変わったレイアウトを考えてみるのも楽しいかもしれませんよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

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